ゴッホ~最期の手紙~の作品情報・感想・評価

ゴッホ~最期の手紙~2017年製作の映画)

Loving Vincent

上映日:2017年11月03日

製作国:

上映時間:96分

4.0

あらすじ

郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子アルマンは、パリへ届ける一通の手紙を託される。それは父の友人で自殺した画家ゴッホが、彼の弟テオに宛てたものだった。テオの消息を追う内にその死を知るが、それと同時に募る疑問が一つ。ゴッホの死の本当の原因は何だったのか?そしてこの手紙を本当に受け取るべき人間はどこに?

「ゴッホ~最期の手紙~」に投稿された感想・評価

蚤野

蚤野の感想・評価

4.0
正気じゃない。
あんなん正気じゃない。

えらく体の動きがいいと、おかしいくらいだと思った。普通アニメでは描かないような些細な身動ぎや重心移動まで全て描いている。滑らかすぎる。絶対これ実写を全て油彩で起こしやがったと思ったらやっぱり実写を全て油彩で起こしてやがった。

あまりにも正気じゃない。
普通そこまでするか。

100人以上の画家が、あれら全て油彩で描くとか、しかも元々実写で、そこには俳優たちの熱のこもった演技があって、それを熱量そのまま油彩に起こすとか。

正気じゃない。観てるだけで気が狂いそうだったがここまで考えると更に頭がおかしくなりそうだ。
あんまり圧倒されて気が遠くなる。

因みにストーリーはまさかのミステリだった。ワオ。相変わらず予備知識なしで観に行ったのでミステリだとは思わなかった。
いさこ

いさこの感想・評価

4.0
油絵タッチのアニメーションに驚かされた。
色々な人の感想にもあるように、ゴッホの絵画の世界に入ったよう。
輪郭とか髪の影に青色があり、人物が動く度にそれがゆらゆらと動くのが印象的だった。
めりー

めりーの感想・評価

4.3
全て絵画、物語もしっかり作られていた。サスペンス。

背景の星がさりげなくキラキラと瞬いていたり、
ランプの光がゆらゆらうずうずしているのが、可愛いらしかった。抜かりない。

情報量が多いから観ていて疲れてしまった~、凄いっす。
phoenix

phoenixの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

斬新な映像表現。
ストーリーは実写だったらつまらないけど、映像で時代を追体験できた。

作品を作ることで何者かになりたい
たみ

たみの感想・評価

4.7
見るのをちょっと後回しにしてしまってた自分をつねりたい。

油彩でアニメーション作るってこういうことなのかあぁぁ〜〜!始まってすぐトリハダ。
見る前は、テレビアニメとクレーアニメの中間かな?と思っていたら、違う!油彩だからコマ送りも絵を重ね描きして動かしてて、その筆跡もわかるんだ…背景も水も煙も美しくて、だから瞬きできません。
見事なのは風景だけじゃなく、人間も。人の表情筋の動きをどうやって捉えて描いたの?!と度肝抜かれていたら、これは俳優の実写に乗せて油絵を描いていったというまさかの二度手間にびっくり(笑)

美術館等でゴッホの絵には馴染みがあるものの、耳切り事件以外ゴッホの人生ストーリーは知らず。そんな状態で見たもんだから、ストーリーにもゾクゾクさせられ。ちと待って待って!と非常に忙しく見ました。
嫌々ゴッホの手紙を弟テオに届けにゆくアルマンが、いろいろな関係者の話を辿ってゴッホの死の真相に迫ることになる。推理も愛も悲劇もある、しかも事実に基づくストーリー。おもしろい。結論をあえて言わない終わりだったと思ったので、鑑賞後も後引きました

一つ一つのカットが、ゴッホの絵画が額から動き出すみたいに始まるので、毎シーン「おおーぅ」と誰かが感嘆する声が聞こえてきた。気持ちはわかります
アーティストたちの画風の差もなんとなく分かって、それもゴッホを愛す人たちの情熱に見えてきてさらに感動。

本当に新しい映画体験だわ〜〜と思ったけど、人・時間・労力・情熱、量も質もないとなかなかこんな映画作れるもんじゃない!もう他ではお目にかかれないかも。
上映終わる前に急いでもっかい行かなきゃ!
鹿伏

鹿伏の感想・評価

4.8

「わたしたちは死によって星に到達するのだ」

映画のキャッチの“愛か、狂気か。”だったけれど、全編通して油画のアニメーションであること自体がもはや狂気というか本当に凄まじくて、ひゃあすごいなあ、って思ってると、あれ?サスペンス?ミステリー?となり、でも結局は芸術家の魂のあり方が語られ、すこぶるよくて最後はさめざめ泣いてた。次から次へと涙が溢れてくる感じの泣き方じゃなくて、こう、つぅっとどうしようもなく流れ出してくるような、そんな涙。本当によかった。一回ちゃんと俳優の演技を撮影してから絵画で描き起こしていく怖いくらいの執念も圧倒的な熱量も、芸術家としてのゴッホの切り出し方もぜんぶひとまとめにしてサイコーだった

浮世絵を見たゴッホがあまりに日本のことを好きになりすぎて、日本のイメージだけがどんどん先行されていった結果もはや南国!ジパング!的な感じになり、そのイメージだけで南仏のアルルに居を構えたエピソードが信じられないくらい大好きなんだけど、ゴーギャンをはじめとしたそこらをばっさり切り捨てたの、本当に英断。やっぱり孤独と狂気の狭間で研ぎ澄まされていったゴッホは、そこにこそスポットが当たるべきなんだった。やっぱり、どうしたって悲劇性を兼ね備えた方が燦然と輝いて見えてしまう悲しさよ

ずっと鮮やかな色彩なのに、回想だけモノクロになるのもとてもいい。パンフレットで「ゴッホの作品が映像化されるなかで、回想はシーンは作品として残されていないところがほんどなのでそこで嘘をつきたくなかった」とあり、その熱量をぶつけられる芸術家の偉大さよ。あまりにもステキ、とにかくサイコー

「我々は自分たちを絵に語らせることしかできないのだ」
Yuta

Yutaの感想・評価

3.9
ミステリータッチの絵画アニメ。ゴッホの作品に精通していたら、もっと楽しめたかも。
ゴッホの絵の中に入ったみたいだった。画風がやっぱり素敵でしたけど、血の描き方がいまいちでした。ゴッホなら、どんな風に描くのかな。ほんとうに存在していたんだな〜、、。私も、混沌としたとりとめなのないかたちをいつか絵にできたらどんなに良いか。違う種類の涙でた。
みーる

みーるの感想・評価

4.5
本当にゴッホの絵が動いている感動。表情の変化とかもすごく細かくて、製作過程を想像しただけで気が遠くなりそう…
ストーリー自体も完全なフィクションでは無くて、ゴッホの死の真相に迫るミステリーっぽくて楽しかった。
耳を切った話が強すぎる人だけど、この作品見てゴッホへのイメージも良い意味で変わった。
動く絵画を鑑賞しているような、美しい映画。ゴッホの死の真相を探る映画でもある。画布や絵の具を買うお金にも苦労したゴッホが、今の自分の絵画の評価をどう思うだろう…
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