とある青年がゴッホの死の謎を追うヒューマンミステリー。
中国東方航空で鑑賞!
とても良かった。
ゴッホの油絵が動いたようなアニメーション映像が、唯一無二で美しい。
ゴッホといえば、耳を切り取る事件や自殺など、「苦悩の画家」のイメージが強い。
しかし、死の直前は穏やかな精神状態で、いたって普通に明日があるように過ごしていたという。
ゴッホが突然自殺した理由は何なのか?
傷跡の不自然さからして他殺だったのか?
ストーリーが進むにつれ、ゴッホの苦しい人生と繊細な人間性が露わになっていき、最後には切ない余韻が残る。
ゴッホの人生を描いた作品が多い理由は、彼の抱えた苦悩が現代の人にも共感を呼ぶからなのかもしれない。
思わず感情移入してしまった。
ところで、ゴッホの1番有名な「ひまわり」は、ロンドンで昔見たことがある。
その時は「ふーん」程度にしか思わなかったが、もし本作を観ていたら感じ方も大分違っていただろう…!
酷い絵の見方をしていた自分を反省。