ゴッホの最期の数週間を辿りつつ気がつけばゴッホの死の真相は、みたいな話に。
主人公がゴッホの足跡を辿ることで、ゴッホの風景画がそのまま背景になり、人物画がそのままの姿で目の前に現れる。
油絵で映画を作る発想もそれを実行するのもすごいけれど、動く油絵は目がチカチカする。タッチの違うモノクロシーンが挟まれるので見やすさの違いが顕著になってしまっている。
出演者は主にイギリスとアイルランドの俳優陣で、知った顔が油絵タッチで出てくるのは面白い。
英語の訛りそのままで喋るから南仏感全然ないけど…。
最期の数週間に括らず、ゴーギャンのいた時期と療養所のシーンとかも入れたほうが画面にメリハリが出ただろうな。