ゴッホ。
あなたの作品で人々は感動し、深く、優しく感じている。
ゴッホの死の真相を追う中で、色々な人に会い、話し、思う。
RPGのゲームをやっているような感覚に陥る。
また、その帰結が素敵。
内容も充実していたが、なにより語らざるべきは映像だろう。
深く、どっしりと重厚、まるで秋のような暖かい色合いが心地よい。
これほどまでに製作の過程が気になる作品もなかなか無い。
ただ、回想の白黒のシーンも絵画にする必要はあったのだろうか。
映像にAIで"ゴッホの絵っぽくしてみた"といった感じで、そこに対しては意義を見出せなかった。
全体として、ゴッホに対する敬いと愛をまざまざと感じた。とても魅力的な作品。