このレビューはネタバレを含みます
アクションものかと思って鑑賞すると、すこし物足りない感じ。
でも、ヒューマン要素だけをつまむと、個人的には好きな作品でした。
自閉症の少年が、軍隊だった父に鍛えられて半端なく強い会計士になった話(笑)
アクションとして物足りないというのは、危ない奴ら、と表される敵たちをサラリと倒してしまうから。
しかし、冒頭で兄弟で出てくるにも関わらず弟の現在の話がない。
と思った矢先に現れる会計士を狙う存在。
一瞬で弟だろうと勘づいてしまったのが悲しかった(><)
自閉症という、一つのことを終えるまで落ち着くことが出来ないという部分から発展していくわけだが、依頼人が会計士をあそこまで消そうとするのがいまいち私には難しかったなぁ。
ラストで弟と再開して、仲直りするシーンがあるのだが、そこが私の1番気に入ったシーン。
弟のたわいない呟きに真面目に答える兄の会計士。
質問じゃないから!真面目にこたえなくていいよ!(笑)
という弟の返答に感動できるのは、道中ヒロインとの会話で、会計士の真面目すぎる回答に戸惑うヒロインの姿があったからこそだと思う。
障害、というのを、個性、として見る。
なんて言うのは、正直、そういったものを題材にした作品ならよく出てくる言葉だと思う。
だが、それをこういった形で表現しているのは面白いんじゃないかなぁ( ¨̮ )