Kiko

リトル・マーメイドのKikoのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます


賛否両論のこの作品。
ずっと気になっていたのでやっと観てきました。字幕鑑賞。

アニメ作品大好きで流れもセリフもほぼ入っている。

映像美はとても見事だった。

多様性が問題視されている昨今。
作品にそれを投影する必要があったのか?

アリエルの歌声や佇まいはそのままだった。

だが、トリトン王の愛した妻との間に出来た7人の娘たちの人種が違う。一夫多妻制だったのか?疑問が生まれてしまう。

アリエルやエリック王子の国に色々な人種が住んでいるのは凄くいいと思ったが、娘たちまでそうしたのは何故だろうか?
いい役者がいなかったのか。

トリトン王は想像していたままでお芝居も素晴らしかった。

アースラもアニメをそのまま実写にしたような出で立ちだったがメイクのせいか表情がもっと欲しかった。やっぱり巨大化や陸の世界に来ると恐ろしさが増す。よかった。
ヴァネッサに見事もっていかれた。
登場はアニメ同様少ないが素晴らしかった。

スカットルが女性なのも違和感なく観れた。


オーディションの時アリエルはハリーベイリーしかいないと言った理由は何となく分かる。
だが、私の知っているアリエルはもっと表情豊かで声を失った時もっと気持ちを伝えようと身振り手振り一生懸命アピールする可愛らしい子。

実写化に伴いリアルを追求しているのか、リアクションも小さく、目ではとても気持ちを伝えているが他の顔の表情の変化があまり見えなかった。

セバスチャンとフランダーはもうリアルそのままの為、表情で伝えられないのは分かるが声優陣がカバーしていた。


色々な人が色々な気持ちを込めて作った作品。それは本当に凄いし、アランメンケンの音楽は最高!!感動した。

でも、リトルマーメイドってこうだったっけ?と、少しガッカリしたのは本当だ。

帰ってからアニメ版観ようと思った。
Kiko

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