しょっぴー

ブラック・スワンのしょっぴーのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

狂ってしまうリスクを犯してでも自分の殻を破る。

個人的にすごい好きなテーマ。
話としても何百回もやられているような話だが、今作は徹底的に主人公から見た事象が全てで描かれる。結果的に何が本当で何が嘘かわからなくなるというサスペンス的な余白が残されたまま終わる。

全編にわたって強調的に映るのが、鏡。常に主人公は自分という存在を見つめながら探り探りで己の殻を破ろうとする。

この映画はホラー要素の強い演出とナタリーポートマンの一人芝居のほぼ2つで成り立っているといっても過言ではない。

表現者は常に一人でもがき、苦しんで何かを生み出すんだろうな。