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ブラック・スワンのhitujinopooのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ずっと避けてきた理由が分かった。
観ててずっと苦しいというか精神キリキリでこっちもかなり疲弊し擦り切れる感がある作品。
精神病こっちも乗り移りそうで怖かった。
ナタリーポートマンの表情がずっと困り顔で辛そうでこっちも辛くなる。
気質もありそうだけど、元々少々追い詰められてておかしくなりつつあった所、主役のプレッシャーと役にのめり込むあまり狂気が開花してしまった。
役の狂気と元々あった気質の精神病的狂気がシンクロして演技でなく本物のスワンになってしまった。
精神の限界と死を引き換えに得たたった一回限りの本物のブラックスワン。
(ちょっとダークナイトのヒースレジャーみたい。)
ホラーで怖っとかなりつつ、幻視でなにこれ?wっていう笑っちゃうようなものもあったり。
でも最後はほんと圧巻過ぎてナタリーポートマンの演技に感動させられた。
これはオスカー取るわな。
あと謎に出てきたウィノナライダーもめっちゃ怖くてお似合いで良かった。
この監督といえば昔「レクイエムフォードリーム」で同じくかなりの戦慄を覚えたのですが、やっぱり少々いじわる?で怖い監督だな。
精神追い詰め系監督。
でも素晴らしかった。
当時かなり話題になってたのも頷ける。
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