Shu

冷たい熱帯魚のShuのレビュー・感想・評価

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)
5.0
テアトル新宿に「冷たい熱帯魚」を公開初日に行ってきた。
19:30の回だったが朝の初回から満員どころか全時間立ち見に驚く!
映画館でこの熱気はひさしぶりかも。
この映画は実際にあった愛犬家連続殺人事件をベースにした事実に基づいた作品となっているけど骨組みと事象だけでほとんどオリジナルに近いものだろうと思う。
普通のいいおじさん役が印象の“でんでん”が日本映画史上稀に見る極悪人役でその怪演振りに何とも言えないリアルさに寒気がした。
そして凄惨なシーンの中にも滑稽な可笑しさがあり爆笑までしてしまう
そんな自分がちょっと怖くなったりもする。
正直後半のショッキングなシーンは凄まじく狂気が暴走しまくってる。
近年、テレビの延長のような映画が多い中、私はこの作品にガツンと一発食らった。
見終わったあと初回の舞台挨拶からずっと残ってた出演者が急遽再び舞台挨拶してくれてでんでんをはじめ吹越満、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかりの5人がお目見え。女優さんはやっぱり美しい。
5人と握手もしてもらったけどおいそれと薦められない猛毒映画なのは言うまでもない。

(冷たい熱帯魚レビュー転載)
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