冷たい熱帯魚のおたぬのネタバレレビュー・内容・結末

3回目の鑑賞ですが、見る度に嫌な気持ちになる映画ですね。埼玉愛犬家連続殺人事件を元に制作された、気が狂ってるとしか思えない映画。

けどどうなんやろ。自分があんな状況になれば、ついていくしかないのかもしれない。最後のように殺すしか、反撃の道はもうないこかもしれない。
ボディを透明にするグロシーンより、最初に奥様とチューするところ、あまりの気持ち悪さに吐き気しました…。ごめん。
全員狂ってる。狂ってるけど、絶妙なタイミングで、この人たちには絆はあるのかもしれないと思わせる優しいシーンに、こっちまで洗脳されてしまう。
1時間かけて周りから埋めていくのほんとにしんどいし、なのに、もしかしたらを期待して鑑賞してしまう。
そのもしかしたらの反撃はあるのに、やっと殺せるのに、解体は妻にやらせるあたりの弱さ。人生は痛い、という言葉がぐさっと刺さって痛いのは、そういう弱さだったり、不甲斐ないところだったりを指摘されたからなのかも。