冷たい熱帯魚のネタバレレビュー・内容・結末

「冷たい熱帯魚」に投稿されたネタバレ・内容・結末

でんでんの「働いたら何か良いことあるんだよ!」が当時就職したくなかった就活時期に刺さった
最後ちょっとどうした?ってかんじだけど
概ね最高だったし、
題材の事件にも詳しくなれた
面白かったんだけど陰鬱な気持ちになった。スプラッタ映画のような作り物めいたグロと執拗なエロは見せることで見せないことよりも陳腐になっているけど、陳腐に感じることこそが意図というのか、凄惨な実際の事件を映画というフィクションで語ること、虚構をおっかなびっくりしながら楽しむ観客という構図がメタ的なリアルに繋がってるとか、捻くりまくってんのか単にやってるだけなのか読めない監督の冷めた目線がめちゃくちゃ不穏で不快。それにまんまとハマってしまったことがさらに不愉快。
最初の一時間は不穏で不気味で生々しくてめっちゃ面白かった。クライマックス的な橋の上での二人の殴り合いは良かったし、手持ちの長回しの臨場感は非常に良い。ドラムやピアノの音楽も合っていてめちゃくちゃ良い。
なんだけど終盤からの過剰な説明が蛇足に見えてしまい、ドラマ的には必要な展開だと理解できるけど、映画としては焦点がぼやけたように意識を散漫にさせた。ここまでたらふく見せられると満腹過ぎて思考停止に陥る。

凄惨な実話を元に作った映画で敢えて「問題作」を作ったこと、そこで終わっているように思える。その先は?不快と絶望の現実性を残すにしても語り口そのものが陰惨すぎる。映画たる何かを提示するための説得力が役者の演技にのみに集中していて演出で見せようとしているように思えず。「拾えず」かもしれないけど。
吹越満が観客の目線になり、凡庸で無力な男が自身のせい(だと映画で提示される)でその責任を取るとでも言うのか、人の気持ちは永遠にわからないとかでんでんの説教とか、色々あるけど、その色々のために話があり役者に熱演してもらってそれを撮っただけみたいな物足りなさがある。凄惨なニュースを文章で読んだ後の読後感と同じような。

賛否両論上等で作っているんだろうからこんな観客がいてもいいだろう。苦手だ。もう園子温映画見たくない。あと一本借りてるので見るけど。もうそれ以上はいいや。
狂気に見せかけたギャグ。でんでんが豹変する前半は見応えあったけど、後半はたぶんオチを作るためか、あまりにもシュールな方向に逸脱しちゃったからなんとも。血まみれでキスする黒沢あすかがなんかすごいエロかった。
あ怖いよおおおおおおおお
でんでんさんがマジでサイコパス。狂気。
愛って怖い。
村田とその奥さんが並んで死ぬとこ好き。なんか羨ましい。
R18+なの納得。
ついに観てしまった
もう観たくない、、
胸糞悪いのとベースは実際にあった事件だということと、でんでんが怖いのと、グロすぎるのが辛くてぶっ通しで観れなかった
ゴア
社本に滅多刺しにされながら、引きづられてる時まで村田がずっと小声でちょっと痛いなぁとかもう悪いことしませんとかぶつぶつ言ってるのが本当怖かった
内容は好きなはずなのになぜか高評価できない作品/人間を透明にするって表現がサイコパス/胸糞
衝撃的だったのではじめて感想を書く。

これが園子温、これがよく耳にする「冷たい熱帯魚」。

まじかあってなった。
人にはすすめれないけど、これ、かなりすごい。人間の本性ぜんぶ詰め込んだみたいな感じなんだけど、不思議といやな感じはしなかった。グロいことはめちゃくちゃグロいし、無理な人は無理だと思うけど。どちらかというと、血とかより、生きる人間としてのグロテスクさの方が強かったように感じる。

まず俳優。
吹越満の元から持ってる面構えと、おののきながらも後戻りできなくなっていく演技とが絶妙だった。そこらへんにいる、家庭内で立場の弱いお父さんが徐々に狂っていく表現が、とてつもなくうまい。最後のとこ、若干かっこよさすらあった。ダメだけど。

あと、そんなお父さんを引きずり込んだサイコパスのおっちゃん。
田舎の商店街連盟ででかい顔してそうな、人脈があって、しゅっとしてない、酒と女が好きなおっちゃん。訛ってて、ダジャレとか言って気さくな感じで。いる~、こういう人。
サイコパスと聞いてなんとなく抱くイメージと釣り合わないミスマッチさが、かなり生々しくてめっちゃ怖い。なんかもうむちゃくちゃやるし。やばいってそんなことやったら..。情に厚い演技とかもうまくてすごかった。いやしかし、おっちゃん..。やり手。いやほんとにこわい。やり口がヒトラーみたい。

あと事あるごとに挟まれる濡れ場はなんか時代劇みたいでおもろかった。監督がTHEおっさんというのがひしひと伝わってきた。女の人の描き方もなんかちょっと古い感じだった。

あとは音楽。
おっちゃんの店でかかるハワイアンぽい曲や、結構な頻度で状況と曲調に不釣り合いなシーンでかかる、クラシック曲!
「スケーターズワルツ」と、マーラーの交響曲第1番「巨人」 第3楽章。いい。

開始ものの数分の家庭の表現もキャッチーで、目を離せなくなった。わかりやすいのにわざとらしくなくて、自然。電子レンジ、残飯の処理、食洗機、煙草のとこ。いや、良かった。

以下おっちゃんのせりふ引用。

「おめえよ、星が好きだろ。プラネタリウムなんか行きやがってよお。おめえの言ってる地球は、丸くてつるつるして青いんだろう。俺の考える地球はよお、ただの岩だ。ごつごつ、がらがらした岩のかたまりだ。丸くてつるつるした星なんかこの世にねえんだよ。おめえもこいつみてえになりてえか。みつこちゃん元気か。元気が何よりだあ。やっとくたばりがった。俺はこいつみたいな内面のないやつは嫌いだ。お前に内面はあるかあ。」

「見ろ。俺に逆らったやつはよお、みんなこうなっちまうんだ。なあ。びっくりすんのも最初だけだ。何人もやってら、そのうち慣れっこになっちまう。こいつで58人目だ。どの道ばれりゃ死刑だよ。でもよ、俺は完全主義者だよ。俺は大丈夫なんだよ。素人紛いのよお、おろおろ小僧とは違うんだよ。年季が違う、テクニックが違うんだ。いいか、俺の言うとおりやってりゃよ、まちげえねえんだ。びびることはねえ。誰だって探してやる。(?聞き取れなかった)かみさんと楽しく暮らしていける。諦めろ。」
すごい久しぶりに見たくなって。

これこんな話だったっけ、ってくらい覚えてなくて、ちゃんと覚えてたのはボールペン?鉛筆?で太もも刺すとこくらいだったんだけどそれも明確に覚えていたはずの「太もも」ではなく「首元」だったので自分の記憶のなんと曖昧なことかと悲しくなったり。

昔つぶれそうな(その後つぶれた)映画館で見たときは緊張と緩和のバランスについフフフ…と笑ってしまって、そんな自分に心底ゾッとしたものでしたが
いま改めて見てみるとだいたい全部滑稽だった。なんだこれうける。

もう自分的に園子温は卒業してしまったのかな、とちょっと寂しい気持ちもある。
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