せい

冷たい熱帯魚のせいのネタバレレビュー・内容・結末

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になってた作品。
これがもうでんでんが怖いんだわ!
笑顔で死体を解体するのもそうなんだけど、冒頭万引きした(主人公の)娘を助けた流れで自分の店に連れて行くのとか、主人公の娘を自分の店で働かせようとするのとか、こっちに提案しているようで実はもう全て決められてる感じ。喋り方は元気で溌剌としててすごい明るい人って感じなのだけどそれが逆に怖くて怖くて…!でもって娘にベタベタ触るしな〜〜!
こういうおじさん本当にいるよね!って感じでそれがすごい怖かった。
あとキレるポイントが分からないのもね…。終始ヒヤヒヤしながら見た。
ラストで娘に、「親のことを少しでも大事に思っていてくれ(大事だと気付いてくれ)」と願う自分に気づく。もうそれすら概念の押し付けだな、と。結局みんな救われない。
でんでんを殺したことで覚醒した主人公めっちゃ良かった。
冒頭のスーパーで冷凍食品を無造作に、片っ端からカゴに入れて行くシーンだけでぞわぞわした。
せい

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