柠檬電影倶楽部

青春残酷物語の柠檬電影倶楽部のレビュー・感想・評価

青春残酷物語(1960年製作の映画)
4.5
安保反対学生運動や戦後を生きた敗れた大人たちなど現代ではなかなか共感、理解し難い時代背景はあるが、鬱屈し苛立ちやり場のない怒りや焦燥を抱く若者達の破滅へ向かう姿を残酷で美しく映し出している。

大島渚の作品を今まで観たこと無かったが、こんなにハイセンスな映像を撮っているとは思っていなかった。
冒頭の足元に散らばるお札を映したシーンで一気に心を鷲掴みにされた。