てるる

テイキング・オブ・デボラ・ローガンのてるるのレビュー・感想・評価

3.5
エンドロールで驚いたのが、まさかのブライアン・シンガー製作だったこと。どうりで「X-MEN」ぽいと思った…ウソですすいません、全くぽくない新種のPOV型BBAモンスター映画!

とにかくデボラ役のジル・ラーソンの熱演がスゴイ。
正常な時は美人なおばあちゃんて感じなのに、イカれた時の何をしでかすか分からない怖さ。特に手を洗ってもらってる時の顔つきや目が本気でヤバイ。
そしてデボラの娘サラの頑張りは応援したくなること必至!
酒に逃げる中年女性の哀愁を感じさせつつも、そこはかとなくゾーイ・ベルに似てるだけあってやるときゃやる芯の強さを持ち合わせてる。

あえてあらすじすら読まずに、このジャケのインパクトだけで鑑賞したのでちょっと予想の斜め上をいく展開だったけど、逆にそれが良かったのか最初から最後までなかなか楽しませてもらいました!
映像的な構図とかお口あんぐり感は「グレイヴ・エンカウンターズ」ぽい感じだったので、あれが好きならオススメ。
ちなみに何故かエンドロールの曲がまろやかで意外と良曲だった。

POVって低予算で作れるだけあって駄作もめちゃくちゃ多いけど、こういう作品を観るとまだまだ可能性を秘めてるジャンルだなと思う。
てるる

てるる