Yuria

バリー・リンドンのYuriaのネタバレレビュー・内容・結末

バリー・リンドン(1975年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

決闘のシーンは度々出てきますが、麻玉を使っているのは初めてで驚きました。みんなそれにすれば、命を失わなくて済むのに…。ただバリーを追い出すため、死んだと騙したのは酷いなと思いました。そもそは思わせぶりな態度を取っていたノラが、全て悪いです。

軍隊に入ってからも、仲間と殴り合いの喧嘩をしていて、本当血の気が多いなと引きました。

その後、地位を上げるためにレディー・リンドンと結婚するのも、結婚後も遊び続けるのも、レディー・リンドンが本当にかわいそうでした。2人の子ども、ブライアンが亡くなったときが、特に気の毒でした。ブライアンの最後の願い「二度とケンカをしないで 愛し合う」を叶えてほしかったなと思います。

最初は愛に生きる情熱的な青年でしたが、愛を失い、地位を上げることに必死になる大人になってしまうのが、なんとも言えない気持ちになりました。

当時を再現するために、蝋燭と改造したレンズを使った夜のシーンはすごく見応えありますし、つけぼくろなど、その時代の文化が見られるのも興味深かったです。
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