Violet

バリー・リンドンのVioletのネタバレレビュー・内容・結末

バリー・リンドン(1975年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アイルランドの農家に生まれたレイモンド バリーの栄枯盛衰の人生を描いた、3時間を越える映画
序盤から中盤までは彼が貴族の地位にまでのし上がる話で、後半からどん底に陥ってしまうという内容 正直3時間は長いなと思ったが
それに見合ったクオリティであるのは間違いない 撮影舞台、装飾、美術、生活様式、全てを取っても完璧に18世紀のヨーロッパを再現しようと言うのがひしひしと伝わってくる まるでタイムスリップしたかのような感覚だ そのようなセットだけでなく話の内容も面白かった 一気に富や名声を手に入れたら態度が粗野になってしまったりするのはいつの時代も変わらないものなのかと感じた こんな奴は今の時代にも普通にいるから、

総じてキューブリックの中でも美しい映画なのではないか 劇中歌のヘンデル作曲『サラバンド』も相まって作品全体が1つの美術作品に仕上がったように思えた
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