ともちん

バリー・リンドンのともちんのレビュー・感想・評価

バリー・リンドン(1975年製作の映画)
3.5
農家育ちのレイモンドバリーが紳士として生き、リンドン家で称号を得て生きて行く一生を描く。18世紀の衣装などがとても優雅に再現されていて見応えがある。賭けをする時のメイクなどの風習は独特で興味深い。キューブリック監督ならではで、ところどころに差し込まれる対照の構図が美しい。愛のために生きたバリーの人生が、人の裏切りや理不尽さ、当時ならではの文化により屈折してゆく様子は普遍的でもあり、それが壮大さを生んでいる。
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