バリー・リンドンのSayokoのレビュー・感想・評価

3時間超の伝記映画。眠くなるかな？と思ったけれど、18世紀の世界観が好きだったのか案外さくっと観れた。

運命を語るような揺れるろうそくの光が印象的だったけれど、これは当時の雰囲気を忠実に再現するために、実際にろうそくの光だけで撮影をしたという裏話を知って、改めてキューブリックの完璧主義さを感じたのでした。随分無理しているレンズを使っているな、と思ったらNASAのために開発されたレンズとのこと。衣装の再現性とかも凄いんだろうな。

最後のシニカルな終わり方もキューブリックらしくて好きです。