巨匠、スタンリー・キューブリック監督作品。1975年公開作品。
いや、長いです巨匠。とついツッコミをいれたくなる作品。だって、三時間超ですよ…インターミッション（間奏）も短いし。小道具やBGM、撮影カットetc、監督の拘りがすごい作品だとは思います。本作の、当時の社会を再現しようとする情熱（かな？）は、ある種の不気味さ、気色悪さ、生理的嫌悪すら感じさせるのですから。18世紀を疑似体験するには、これほど見合う作品はないと言えるでしょう。
ただし、長い（２度目 抑揚を抑えた（多分わざと）展開のため、淡々と進む映画にイライラすることもあります。老舗ワイナリーの、批評家の評価がやたら高いヴィンテージものといったところでしょうか…ただし、何が他と違うのか凡人にはわからない。万人にはオススメできないのでこの点数です。
