言葉にできない面白さ。
もう、見てるあいだずっと次の展開が気になって気になってバッチバチでした。
この映画はきっとコメディではないのでしょうが、それを前提にしても、するからこそ本当に感心します。
こんな事を書くと、何だこいつと思われてしまうかもしれないんですが
日本のコメディ映画でよく見ると勝手に感じる、いわゆるシュールな笑いというのでしょうか、その場で普通するはずない事をして不自然に笑わせようとしているタイプのもの。
しかも、ドやっ感が伝わってくる感じの作風。
度が過ぎるとポンっとか効果音が付いてたりして、それ自体がどうって訳ではないのですが、それら全てこの映画の前では平伏すのではないかと思わせる、クオリティ!!!
目指すものと志が違うのでしょうけど、大真面目にストーリーに沿って行われるからこそ、その場に沿わない行動をする動機や信念があってこその愉快さ、不自然なことが不自然じゃない面白さ、気持ちよさだとこの映画を見て改めて思います。
音楽の使い方も秀逸!!
楽しかったー!!
「目先を変えて見てください。地球の未来を考えるとはそういうこでしょ。」
って高説には納得感と恐怖を同時に感じました。
ネオンだらけの東京を観て放たれる「でもやっぱ、綺麗だな。」って台詞が持つバランスも良い。
自然賛歌という言葉の中には美しい人間が発達させた文明だって含まれるのでしょうかねえ(馬鹿のしたり顔)