鶏

さよなら、ぼくのモンスターの鶏のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

割と予告から気になってたやつ
ドランぽいっての?って気になってた

ドランぽいぞ!って予告であったけど使ってる題材とか惚れる相手役が胸騒ぎの恋人ぽいだけであって、オリジナリティーあって好きだった
音楽と光の演出がすごくいい、音楽には統一性があったのがポイント

雰囲気は全体的にファンタジーポップって感じ、ポップにグロい

吐血した時にネジが出てくる演出とかもなんか好きだった、ハムスターが喋るとかね、彼の唯一の理解者

マイノリティーってしんどさがすごくて後半の母さんの家に押し入ってから終わりまでの畳み掛けで号泣した、感情がグチャグチャになった

普段は優しいけど怒ると厄介なオヤジことモンスターを見事クローゼットしたのがcloset monsterてことなのね

そして、これはLGBTの話じゃない、オスカーという孤独な少年の物語

ワイルダーが差別する奴じゃなくてほんとに良かった、すごい安心した
たぶんそうだったらオスカーは死んでる
わたしも死ぬ

「俺は悪い奴なの?」
理解者が必要だったけど遅すぎた
だから彼はずっと孤独だったけど、
最終的に孤独を選んだ
ハムスターとも別れて


つらくしんどくなってる人に気づいて何か助けになれる人になりたいね

この先も楽じゃない
クソまみれな人生なら強くなるしかない
肝に命じた
鶏