Elijah

さよなら、ぼくのモンスターのElijahのレビュー・感想・評価

4.3
劇場公開時に東京のみでの上映だったこともあり見逃したまま、ようやくの鑑賞。
邦題と本国版ポスターのイメージからもしかしたら残酷な物語かもしれないと勝手に想像していたら、全然そうではなく寧ろちゃんとした内省的な作風でとても良かった。
幼少期にあんな光景を目の当たりにしたらそりゃあトラウマに繋がってしまうよね。
18歳の少年のトラウマの克服、自身のアイデンティティとの対峙、家族との関係性、将来の夢など思春期特有のものを独創的な描写で表現していくのも興味惹かれて。
エラー・コルトレーン味ある容姿のコナー・ジェサップとニールス・シュネデール味ある容姿(と思っていたら実弟)のアリオシャ・シュネデールの一期一会的な関係性もとても印象的でドキドキが止まらず。
この作品でもキス・シーンがハイライト的だった。
印象に残った言葉。
「HAD TO RUN. GOOD LUCK iN NYC W. “行くよ NYで頑張れ Wより”」。
Elijah

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