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未来よ こんにちはのmiki24seasonsのレビュー・感想・評価

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)
4.2
30代、50代、60代の3人で行って いつまでも語り合いました。

おしゃれじゃないパリ、50代女性のリアル。

夫に「好きな人ができた」と言われても、
離婚後の別荘の庭はどうなるの?

母が亡くなっても、葬儀をどうしよう?

仕事が、子どもが、孫が、猫が……
次々にややこしい出来事が訪れる。

50代の女性は孤独を感じる暇もない。
泣いてもしょうがないと知りすぎている。

忙しい毎日の中の膨大な TO DO を1つずつ、淡々とやっつけていくだけ。

こぼれたミルクを嘆いてもしょうがないから、さっさと雑巾で拭く。

こぼした人が自分で拭いてくれるなんてことは、絶対にないから。

理想に燃え、情熱を煽り、議論をふっかけてくる年下のイケメン男性もうっとおしい。

重ねて来た日々。

生活は面倒なことばかりだけれど、
きらめいてないように見えるかもしれないけど、

それは確かに愛の積み重ねに他ならない。

また、ひとつ一日を重ねて生きてゆく。

期待しない、けど、希望がある。

静かに、じわじわ、確かな希望が湧いてくる映画でした。

最後は必ず1人になる女の生涯。
親を看取り、子どもを巣立たせ、
夫の中の少年を見守り続け、また看取る。

「必要なものは、ライフワークと女友達だね‼︎」 という結論になりました。