30代、50代、60代の3人で行って いつまでも語り合いました。
おしゃれじゃないパリ、50代女性のリアル。
夫に「好きな人ができた」と言われても、
離婚後の別荘の庭はどうなるの?
母が亡くなっても、葬儀をどうしよう?
仕事が、子どもが、孫が、猫が……
次々にややこしい出来事が訪れる。
50代の女性は孤独を感じる暇もない。
泣いてもしょうがないと知りすぎている。
忙しい毎日の中の膨大な TO DO を1つずつ、淡々とやっつけていくだけ。
こぼれたミルクを嘆いてもしょうがないから、さっさと雑巾で拭く。
こぼした人が自分で拭いてくれるなんてことは、絶対にないから。
理想に燃え、情熱を煽り、議論をふっかけてくる年下のイケメン男性もうっとおしい。
重ねて来た日々。
生活は面倒なことばかりだけれど、
きらめいてないように見えるかもしれないけど、
それは確かに愛の積み重ねに他ならない。
また、ひとつ一日を重ねて生きてゆく。
期待しない、けど、希望がある。
静かに、じわじわ、確かな希望が湧いてくる映画でした。
最後は必ず1人になる女の生涯。
親を看取り、子どもを巣立たせ、
夫の中の少年を見守り続け、また看取る。
「必要なものは、ライフワークと女友達だね‼︎」 という結論になりました。