未来よ こんにちはの作品情報・感想・評価

未来よ こんにちは2016年製作の映画)

L'avenir/Things to Come

上映日:2017年03月25日

製作国:

上映時間:102分

3.6

あらすじ

パリの高校で哲学を教えているナタリーは、教師の夫と独立している二人の子供がいる。年老いた母親の面倒をみながらも充実していた日々。ところがバカンスシーズンを前にして突然、夫から離婚を告げられ、母は他界、仕事も時代の波に乗りきれずと、気づけばおひとり様となっていたナタリー。 果たして彼女の未来はどうなっていくのだろう?

「未来よ こんにちは」に投稿された感想・評価

未来よこんにちは in Japanese
2017年4月7日、ヒューマントラスト有楽町にて鑑賞。

「私、おひとり様」という予告編、チラシに書かれた「夫から突然離婚を切り出された妻が…」という程度の知識しか無く、観に行った。
観てみると、だいぶ宣伝とは異なる映画だった。

哲学教師の50歳前後の女性(イザベル・ユペール)が居て、夫と子供達と普通に過ごしている。
女性の母親は精神的に病んでいるようで、夜中でもかまわず頻繁に電話してくる。
この女性教師は、本の監修もしており、売れない本を売ろうとする営業マンに「キャンディみたいな色の装丁で包まないで!」と拒否。
…と、いろいろな事が起こって、中盤に入ってから夫から「好きな人ができた」との話。
どうも、物語展開が地味すぎる。

物語がウヤムヤであるが、凛としたイザベル・ユペールの姿を見るだけの映画になっている気がするが、どうだろうか?

<映倫No.47098>
coru

coruの感想・評価

3.3
タイトル通り、"人間" はみんな未来のことを気にかけて行動している。
未来の解釈は、希望に満ちたもの、不安や不満を含むものと人それぞれ様々だけれど、少なくとも最後のシーンの主人公からは、未来に向けた、やさしくてあたたかい意志を感じた
yumika

yumikaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この主人公のタイプ、私は好きじゃない。妻であり母であり、哲学教師としての仕事ももつ。
どちらかというと、自分をしっかり持ってて「カッコいい」と言われる類いだと思う。私もそんな女性にもなりたいと思っていた。でも、なんだか自己主張が強くってちょっとしんどい。

颯爽と歩く姿いいけど、少しガニ股で年齢を感じる。
もしかしたら、このストーリーの全てはこの歩き方にあったのかも。
主人公の母親は元モデルで今でも変わらず「女」である。それを少し辟易していて、それ以外の全ての物なりたかった主人公。
ただの女にはなれなかったんだろうなぁ。でも、ラストシーンは赤ちゃんを抱いて「母」に似ている「祖母」になった事で、年齢という物を受け入れてまた新しい居場所を手に入れたように見えた。
妻として、母として、娘として、先生として、とかまわりから必要とされて存在するんじゃなくて、自分で自分のために存在するようになった主人公、強くて美しい。どんなことが起きてもガニ股のおっさん歩きでずんずん進んでいくんだろうな。
ポスターの「自分のために花を買う」ってめちゃよいと思う。
ファビアンは登場した瞬間からきらい。ああいう、女を惨めな気持ちにする男いるよな。意志をもって人を傷つけといて自分の女に、言いすぎちゃった、怒ったかな。とか本当きらい。


2017-81
170925
ギンレイホール
2017-083
Kate

Kateの感想・評価

3.6
涙のカットとか、おっと短いって思うシーンがいくつか。

バス車内からの場面、初めて山奥のお家に着く場面はカメラがかなり動いていて、私にはまだ理解できないそこに込められている意味があるのではと勘ぐりたくなる。

フランス映画はどれも、聞くな!考えろ!って言われているように感じるのだけれど、たぶんその2、3割しか理解できていないんだろうなといつも思う。
Wu

Wuの感想・評価

3.5
イザベル・ユペールが哲学の教師というのが妙に似合っている。毎日つらいことが続いて眉間にシワがよるが、赤ちゃん抱くだけで癒される。
けど、なんか疲れた。
☺︎

☺︎の感想・評価

4.0
2017/09/24 @ギンレイホール
先週の『エル ELLE』に続くイザベル・ユペール2本目。
 
普通の映画、例えば『エル ELLE』なんかだと、何かの事件とかを通じてテーマを描くというアプローチになるんだけど、本作はそういった感じが薄い。ある年代に生きる一人の人間に起こりうることを、淡々と連続して描写して行くことで、結果ある国の文化とその時代を描写する、という感じなんでしょうかね。
 
ユペール演じる主人公は、現代フランスの60代の女性、若い頃に学生運動でデモに参加したことが示唆されるけど、今は哲学の高校教師としての生活にプライドを持っている。夫や子供たち、母との関係では、結構重い出来事も起こるけど、それを一種諦めを含めた形で受け止める姿はやっぱある種のカッコよさなのかなぁ。男性からするとちょっと遠い印象を持ってしまうけど、女性だとだいぶ違うかも。女性の感想も聞いてみたいな。
 
フランスの現代史と現在の状況を知った上で観ればもっといろいろなものをくみ取れそうだけど、遠く日本からの視点でしか持てない男性としては、距離の取り方が難しい作品だったかな。
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