ミア・ハンセン＝ラブ本当に好き。イザベル・ユペールも好き。
高校の哲学教師が離婚、母の死を経験するっていう派手な話ではないんだけど、しみじみと面白い。『あの夏の子供たち』もそうだったけど、喪失に対して無理に何かで埋めるのでなく、時間をかけて徐々に慣れて受け入れ、進んでいくしかないっていう成熟さ？人生何周目ですかっていう貫禄がある。
リズミカルで、ワンテンポ早めのような切り方の編集がこの面白さの要因の一つな気がする。編集はマリオン・モニエ。固定ショットと手持ちのガタガタのショットwithパンの混ざり方。干潮の浜辺をおそろおそろ歩きながら電話をかけるシーン。
ファビアンとのカフェのシーンで突如イマジナリー・ラインを破ったのはその後の展開を示唆したものだったのかな。
黒猫🐈⬛
