そーた

ペテン師とサギ師 だまされてリビエラのそーたのレビュー・感想・評価

4.7
騙されないヤツが悪い

フランク・オズと聞いてピンと来るのはヨーダ。

でもそれはこの映画を観るまでの話。
これからはこの映画を真っ先に思い浮かべようと思います。

「考えるな。騙されるのじゃ。」
ヨーダもお墨付きの最高の面白さでした。

二人の詐欺師がとある女性から5万ドルを先に巻き上げるため勝負をするお話。

二人の詐欺師をスティーブ・マーティンとマイケル・ケインが演じています。
チャラ男と紳士の組み合わせ。

この二人の掛け合いがね、本当に最高なの。

お気に入りは詐欺のレッスンシーン。
マイケル・ケインの紳士っぷりが本当に傑作で、それをスティーブ・マーティンが茶化すもんだから、笑った笑った。

よくもまぁこんな競演が実現したなと言うくらい対照的な二人。

どちらも互いのキャラを食い合うことなく、むしろ互いの長所を見事に高め合っています。
この采配。
監督フランク・オズのフォースは絶大でした。

あれれ?イアン・マクダーミドが出ているぞ。
なんだか、とことんスター・ウォーズに縁のある映画だなぁ。

な~んて、思っていたら話は二転三転。
どんでん返しに次ぐどんでん返し。

最後は本当に騙されました。
でもスカッとするくらいの説得力。

見終わった後も上質な笑いの感覚が余韻として残って、なんだか幸せな気分。

May the smile be with you.
ヨーダがそう言っていたりして。
そーた

そーた