騙されないヤツが悪い
フランク・オズと聞いてピンと来るのはヨーダ。
でもそれはこの映画を観るまでの話。
これからはこの映画を真っ先に思い浮かべようと思います。
「考えるな。騙されるのじゃ。」
ヨーダもお墨付きの最高の面白さでした。
二人の詐欺師がとある女性から5万ドルを先に巻き上げるため勝負をするお話。
二人の詐欺師をスティーブ・マーティンとマイケル・ケインが演じています。
チャラ男と紳士の組み合わせ。
この二人の掛け合いがね、本当に最高なの。
お気に入りは詐欺のレッスンシーン。
マイケル・ケインの紳士っぷりが本当に傑作で、それをスティーブ・マーティンが茶化すもんだから、笑った笑った。
よくもまぁこんな競演が実現したなと言うくらい対照的な二人。
どちらも互いのキャラを食い合うことなく、むしろ互いの長所を見事に高め合っています。
この采配。
監督フランク・オズのフォースは絶大でした。
あれれ?イアン・マクダーミドが出ているぞ。
なんだか、とことんスター・ウォーズに縁のある映画だなぁ。
な~んて、思っていたら話は二転三転。
どんでん返しに次ぐどんでん返し。
最後は本当に騙されました。
でもスカッとするくらいの説得力。
見終わった後も上質な笑いの感覚が余韻として残って、なんだか幸せな気分。
May the smile be with you.
ヨーダがそう言っていたりして。