《2018#172》
❴忘れない あなたたちのことを❵
明日8月15日は終戦の日ということでこの作品を選びました。
今年6月深夜に放送されていたので録画していました。
今作は、1969年に広島テレビで放送された「碑」(構成 松山善三 朗読 杉村春子)をもとにしています。「碑」は広島二中一年生たちの遺族から寄せられた226通の手紙で構成されました。
今作は演出に是枝裕和、朗読は広島出身の綾瀬はるか。池上彰も出演しており、当時二中一年生で生き残った方のインタビューをしています。
本川の土手に碑があります。
そこには広島二中一年生321名、教師4名の名前が刻まれています。
広島記念公園のそばにあるようです。
遺族の手紙を淡々と朗読する綾瀬はるか。その内容に胸が痛み涙が溢れ出ました。まだ幼い子達。12~14歳。
同じ年頃の子を持つ親として悲しく辛かったです。
広島二中の一年生たちはこの日、建物疎開をするために本川に来ていました。
そのため原子爆弾で犠牲になりました。
原子爆弾で一瞬にして亡くなったのは1/3ほど。後は大火傷など重傷を負いながら生きていたそうです。
重傷を負いながらも家に辿り着いた者、親が探しにきて身元が判った者、探しにきてもとうとう見つからなかった者。
様々な手紙が朗読されました。
この手紙で知りましたが、県外から疎開に来ていた子達もいたそうです。
原子爆弾で多くの人たちが亡くなりました。数字だけみても凄い人数です。そしてその一人一人に生活がありました。
その人たちの生活を奪った原子爆弾。
忘れてはいけない事実だと思います。
多くの人に観てほしいと思いました。
そして二度とこんな事が起きないでほしいと思いました。
今作、スコアをつけることができませんでした。