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メットガラ ドレスをまとった美術館のmamipiguのレビュー・感想・評価

3.7
大きく華やかな一大プロジェクトの地道な裏側。

ファッションがアートになる。
その見せ方や、思考、政治的観点など盛り沢山!
アナ・ウィンターの潔さと判断力の早さ、ほんとに『プラダを着た悪魔』のモデルなんだなと実感しまくり!
カッコいいし、いつもコーヒー飲んでるの!!(映画通り!!笑)

出てくる洋服が全て美しく、その服を最大限生かして見えるような空間づくりの裏側は、とても興味深かった。
その国の過去って、見る場所によってこうも違うのかと。
なぜ今の中国を切り取らないのか?という中国側の意見に対しての切り返しがかっこいい。

華やかさとは真逆の、地道で気の滅入るような作業量。
その一つ一つを掬って、決定して、次の作業へ。
一つ一つやっていくしかない。
それぞれの情報量も莫大で大切な財産だなと感じる。
大きなプロジェクトをやるとき、やっぱり人ってのは大事だ。

タッグを組んだ本番の二人。
アナは表舞台で自分というファッションの存在感を示し、キュレーターの彼は一人裏側で洋服をチェックしている背中がかっこよすぎた!!

メットガラ、美しすぎる!!!!!
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