Angeprunelle

ある戦慄のAngeprunelleのネタバレレビュー・内容・結末

ある戦慄(1967年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞してる最中に何度この空間を爆破してやろうと思ったことか。
あくまで心情的にね。
ファニーゲーム並の胸糞悪さ。

こんな醜い空間は本来あるべきものじゃないし
抹消するよう努力すべきこと。

これを観た後どう生きるか。
自分はこの中の誰で誰に苛立ちを覚えたか。
自分はそれで正しかったか。

IncidentはAccidentの蕾。

突然不幸の花を爆発させる。

電車という狭い密室空間に詰め込まれた人間のリアル。

弱さ✧汚さ✧狡さ✧醜悪✧臆病✧身勝手✧勇気✧
プライド✧

黒人男性のキャラからは人間のあらゆる面を感じとれて
不愉快ではあるものの一番興味深かった。

これがフィクションとして楽しめる日が来ればいい。

映画好きとしても人間やってる一人としても
見て損はない作品。
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