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ダーティー・コップのOkmのレビュー・感想・評価

ダーティー・コップ(2016年製作の映画)
4.0
前半部のニコラスケイジとイライジャウッドのナンセンスギャグは見物。
犯行現場で遊んだり、ルームメイトのシャツで猫の糞拾ったり、水に付いてくるレモンにタバスコかけて食べたり....と二人のダメ人間っぷりを表すシーンが続くが、それが現実の世界で実際に落ち目であるという二人のイメージとマッチして、かなり面白い、というか笑いがこみ上げてきた。
 前半部のシュールな笑いがそのまま続いて欲しかったが、二人が盗みを実行するシーンはよくあるB級な展開になり、終始眉をひそめながら見る始末...なんだこれ。謎はほとんど解明されないまま投げ出されて終わるし...まあ期待はしてなかったけど。
 この映画で再確認できたのは、この手の映画はまともに理性を働かせて見るものじゃないということ。突っ込みを入れたら負け、展開に不満を感じても負け、何らかの負の感情に襲われたら負け、時間を奪われたと感じないためにも倍速で見るのがよろしい。
 楽しみ方あるとすればが見た後でレビューで酷評を書いてカタルシスを得るとか....自分の好みのシーンを何回も見直すとか....
 
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