このレビューはネタバレを含みます
新しい切り口での透明人間の映画。といっても僕はinvisible しか見ていないが。 展開をとても楽しめた。
なぜか自殺する天才科学者。そこから主人公の周りで不可解な現象が起こり始める。透明人間になった彼の犯行だと確信するも、その主張は周囲から見れば精神疾患者の妄言。物事はうまく進まない。
そして彼女は単独で彼に立ち向かう。
設定上「目に見えないところから襲われる」ところに恐怖があるが、この映画では、それよりも「狂った人間の恐怖」が描かれる。透明人間の設定がなかったとしても、出てくる登場人物は怖い。
透明人間になることは手段。銃や車、薬物と同じで、それは使い方次第。
いずれも反社会的で狂気的な人物によって、恐怖の象徴となる。
印象的なシーンは最終幕、「サプライズ」と言い放つ場面。
主人公を演じるのは、huluオリジナルドラマ『ハンドメイズ・テイル』『us』のエリザベス・モス。