このレビューはネタバレを含みます
す こ し ま え に み た 。
シンプルイスザベストなタイトルに、なぜか私の大好きなミステリー作家の西澤保彦みを感じ(理由は不明。作風は水と油で揚げたドーナツくらい違う)、コロナ渦に関わらず劇場に赴いたのを覚えています。
いわゆる、西澤保彦先生のチョーモンイン的な(しつこい)、サイキックよろしく、エスのパー的な設定を想像していたのですが、なんとこれが、まさかのアイアンマン!
「高機能スーツが出てくるなんてー、聞いてないぜー」と一時落胆するも、
「ーーああ、そういえば、原題、The Invisible Manだったわ。そりゃあ、Iron Manでしょうよ」と謎の納得をする。
「オカルトでもハイテクでなくて、一番怖いのは人間そのものよ!」というのが、オチで後味悪くて、割と好みでした。
ラストで、正義と悪(?)が反転するドンデンとして、よくできてると思いました。
ただ、死体偽装の件とか、ツッコミどころはあるので、あんまり深く考えず、くらーい部屋で、ただただ雰囲気に浸ってみるのがオススメかと思います。