もう、ほんとに大傑作。ゲラゲラ笑えて、じーんとする。痛快で、切ない。まるで自分のことのように"あの頃"を思い、ノスタルジーに震える。きらきら輝いた日々がもう戻らないことに諦観の念を覚える。
あいつらが20年経って、冴えない中年になって、でもあの頃の友人の前では変わらずバカのままで、そんなことすべてが愛おしい。大人になった彼らに、時々差し込まれる若き日の映像に、まるで自分の青春のように、失ったものや帰らない日々を思い、心が震える。
どん底で地獄のような日々でも、キラキラ煌めいて、最低で最高でぶっ飛んでてそして刹那的で、だけどどこかに希望もあった。あれは確かに青春だった…。過ぎた時の長さを思い知る様々な描写が素晴らしい。
演出が素晴らしい、音楽が素晴らしい、スタイリッシュな映像が素晴らしい、あの時のあいつらをきちんと思い出させてくれる役者陣が素晴らしい。
ほんっと、いい映画です！！
