20年ぶりに帰郷したレントンは過去の親友スパッドやシックボーイ、そして投獄されていたベグビーと再会を果たし…
90年代のポップカルチャー代名詞！！
『トレインスポッティング』
待望の！20年来の続編！！
監督はもちろんこの人
!!ダニーボイル!!
脚本ももちろんこの人
!!ジョンホッジ!!
オリジナルキャストも全員続投！！
仕事終わりにどうしても観たかったので鑑賞。
まずはチャンス、そして裏切り…
選べた人生、
選べなかった未来、
取り戻せない過去、
続いていく人生、
20年ぶりに作られた今作は最近のハリウッドがネタ切れですぐ制作しちゃうそこらの"続編"とは全く異なる。
1996年の1作目を補完する完全な"後編"。
2つが揃って遂に一つの物語として完結したのだ。
とにかく最高。オーバードーズ。
新進気鋭だった頃のダニーボイルの映像使い、音楽、切れ味が帰ってきた。
過去の自分と向き合い作るのはとても難しく、楽しかったそう。
20年という時間を見事に扱ったストーリー。過去のフラッシュバック。
語りきれない魅力に溢れている！
今作を見ると1作目の評価も上がってしまう！！
これはレントン達の物語でもあり、監督とキャスト達自身の物語でもあるのだ。
メインキャスト達も思い出が深いだろう。
レントン役のユアンマクレガー。
特に彼にとっては大事な出世作、監督と『ザ・ビーチ』の件で仲違いして10年以上連絡すら取っていなかった所からの今作。
彼ら2人の和解の映画でもあるのだ。
なんて生き生きしてるんだろう。
満面の笑みで未来に向かって走っていた当時のレントンと全く同じ表情をするじゃないか。
ユアンはタイプキャストを嫌うので今作のレントンと『スターウォーズ』のオビワンだけが唯一同じ役としてオファーを受けたとか。
いつまでも髪を脱色し続けるシックボーイ役のジョニーリーミラー。
顔芸だけで印象に残るスパッド役のユエン・ブレムナー。
そしてブチギレモンスター:ベグビー役のロバート・カーライル。
どれも最高すぎて涙ちょちょぎれた。
他にもケリーマクドナルドなど前作からそのまま続投している役者ばかり。
金目当ての続編は大嫌いなタイプだし、過去の名作はそのまま名作として留めておくべきだと思っているが、
今作は本当に見れてよかった。
自分が40代になったらまた見直そう。
過去の自分に縋って…
ヴェロニカ、人生を選べ
ダニーボイル監督のファン、ユアンマクレガーのファン、そして『トレインスポッティング』が記憶から離れない皆様にはオススメの作品。
