思い出補正も多分にありますが、面白かったです。青春時代に初作をみた時は彼らの享楽的で退廃的な姿に一種の憧れに近い感情を抱き結構引っ張られたし、影響も受けました。
20年後の本作は、全く逆の感想を抱くに至りました。
相変わらずの四人をみて懐かしい親友と再会するような気持ちになり、ダニー・ボイルの映像手法にも興奮しましたが…
やっぱり20年という歳月は長い。
20年前と変わらない彼等をみて、嬉しい反面こうならなくて良かったと心底思いながら一種の寂しさを携えて鑑賞している自分がいました。
未来を選べ、bornslippy、サッカー、ドラッグ、酒、UKカルチャー、。
当時の自分を支配していた全ての刺激的なものがあの頃とは意味合いを変えて映しだされます。
いや捉え方が変わったのか。
時間を置いてまた観ようと思いますが、近年で一番観るのに気持ちが入った作品でした。