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インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのIKUZAGIEのレビュー・感想・評価

3.1
まあまあ面白かったが、思い入れの強いシリーズなだけに、気になる点は多い。
幼少の頃から、最も憧れた映画のヒーローといえば、やっぱりインディ・ジョーンズだろう。考古学者で冒険家、智勇兼備でちょっとアウトローな雰囲気を持つインディが、人知を超えたお宝を巡って、遺跡やジャングルで夢とロマンたっぷりの大冒険を繰り広げる…これがインディ・ジョーンズのイメージだと思う。
今回の「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」では、比較的若い頃のインディと年老いたインディの冒険がある辺りはまあまあ良かった。ですが、全体的にアドベンチャー要素が少なくて、アクション要素が強い印象で、もう少し遺跡や考古学っぽいビジュアルが欲しかったです。で、そもそもおじいちゃんインディのアクションとか見たいか?見たいかな…。んー見たいな…。やっぱ見よう!
あと気になった点は、インディも歳だからジャングル行ってくれとは言いませんが、ニューヨークで立ち回りってのもなあ、とか。トゥクトゥクがちょっと早送り映像に見えるわ、とか。新しく海行ったけど正直何してるのかよー分からんかったわ、とか。相方の女性、カネカネ言うて性格悪いわ、とか。それ昔のインディでやったやん、とか。それ「戦国自衛隊」やで、とか。あかん!どんどん愚痴っぽくなるのでこの辺でストップ!
過去の作品と比べると、なんか全体的に違和感を感じてしまうし、正直、賛否割れる映画だろうと思いました。それでも、インディ・ジョーンズといえばハリソン・フォード。ハリソン・フォードが演じてる限り、それはインディ・ジョーンズ。インディをスクリーンで拝めるのもこれが最後と思って、キッチリと映画館で見納めた方が良いと思った次第であります。インディファンなら絶対映画館で。
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