ゆんぶりっく

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのゆんぶりっくのレビュー・感想・評価

3.2
御年81歳のハリソン・フォード演じるインディ・ジョーンズが帰ってきた!
今回はナチス残党と古代のオーパーツを奪い合うと言うこれぞインディシリーズと言った作品。
監督はジェームズ・マンゴールドにバトンタッチ。


流石はマンゴールド。
全体的に丁寧な作りですし、アクションシーンはそれなりに面白い。
面白いんですが…うーーん…
映画として長い上になんかツッコミどころが多すぎるんですけど…
丁寧に使ってるからなのか、後半の盛り上がりに欠けるせいなのか、結構気になりポイントが多くなっちゃった作品ですね…

特に設定のゴチャつきが気になりました。
なんか話の節々に点在している色々な要素を整理するのに脳の容量を取られてしまって、アクションシーンに集中できませんでしたよ…

バジルの娘ヘレナ関連が特にこんがらがると言うか設定盛りすぎ!!
インディの盟友の娘なので、初めは父の後を継いでアンティキティラの謎を追うキャラかと思いきや、金しか信用できないと言う不二子的なポジで…
父親が一生をかけて研究したダイヤルを即競売にかけるクズというのは表面上のキャラで真の目的があるのかと思いきや…無い!
しかも道中、婚約者がギャングというキャラまで乗っかり三つ巴のカーチェイスが始まるもんだからもうゴチャゴチャですよ!!

敵さんも敵さんで分かりにくすぎ!
えーと…
元ナチの研究者なのに、今はアメリカでロケット開発で功績を上げてて?
しかも街中で民間人を殺しまくってもCIAに嗜められる程度で許される間柄で、しかもCIAは今回のアンティキティラ関連はどうでも良いらしく?(じゃあCIAは何したかったん?)
でも真の目的は…
あーーもう紛らわし!!!


正直、インディ・ジョーンズシリーズにそこまで思い入れがない身からすると、このタイミングで新作をやるなら何かしらの形で締めくくって欲しかったです(もしくはいっそのこと完全にリブートするか)
ゆんぶりっく

ゆんぶりっく