原作からのファンです。
映画が始まってすぐ、桐山零がただひとり、家を出て、街を歩き、将棋会館に向かう映像があります。
漫画の彼のなんでもない日常が、現実にあるかのように思え、それだけで泣けてしまいました。桐山零の役は、神木くん以外では考えられないとは思っていましたが、スクリーンにいたのは最初から最後まで、「桐山零を演じる神木くん」ではなく、「桐山零というひとりの人間」でした。
それだけでも、原作ファンの人は見に行って欲しいです。ストーリーも裏切られることはなく、とても安心感のある、誠実な内容です。
他のキャストの方々も素晴らしく、漫画の世界のこととは思えないほど現実的です。
