悠

3月のライオン 後編の悠のレビュー・感想・評価

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)
4.5
【闘い続けるあなたが 輝く一手は必ずある。】

零が変わっていた。少しずつ、情けなく、かっこ悪くなりながら、もがいて、ぶつかって、周りの温かさに気づいて、優しくなっていた。守り方は一様じゃなくて、それぞれの生き方をもって、何かを、誰かを愛している。幸運にも当選して、上映後には初日舞台挨拶があって、「最後は祝福するような気持ちになってくれたらいい」と大友監督の言葉を聞けた。「春の歌」が流れたときに、長い長い、闘いが終わったわけではなくて、暗い冬が明けて、零の目に、春の明るさが見えたのだと思った。

March comes like a lion and goes out like a lamb.
悠