出来上がりが非常によく、後味がすごくいい名作イタリア映画です。
公務員に固執する主人公が淡々と過去を話すシーンからスタートする今作、これがなかなかどうして面白いんです。
イタリア人の国民性をわりかしえぐく描いており、そんな彼が海外に行くとどうなるの?
というテーマを最後の最後まで休まずに、そしてコミカルに描けていた。
少し誤ったイタリアを認識させてしまうのでは? と懸念してしまうほど突っ切ったコメディ描写は、むしろ心地よく、短い映画でしたが、濃密な時間を楽しめました。
皮肉やネタなど、なにか日本にも通ずるものが多くあったため、広く受け入れられたんじゃないかな? と自身は思いますね