《ひきこもり映画祭 184作目》
殺人、ネグレクト、いけすかないイケメン大学生、満島ひかり、妻夫木聡。要素としては『悪人』と共通点多いのですが、なぜだか『悪人』のほうが「いい映画」の印象。なんでしょね。物語のテーマ性の濃淡？人物の描かれ方の濃淡？舞台となる“場所”のリアリティ？『愚行録』のほうが、“謎解き”に気持ち持っていかれて、その世界に入り込めない感じはありましたかね。あと、個人的に心の女優ランキング急上昇中の臼田あさ美さんと満島ひかりさんが両方見れる！と思ったのに、臼田あさ美さんはそんなに見どころない役、満島ひかりさんは痛々しすぎる役…。いやすごい演技なんですけどね。薄い物語の中でひとりめちゃくちゃ辛い役をやらされてる感じが、心苦しくて。そこかなあ。
