Mee

愚行録のMeeのネタバレレビュー・内容・結末

愚行録(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

『横道世之介』のような、死者の周辺の人々にインタビューをし、生前の姿を炙り出す映画…かと思いきや衝撃に次ぐ衝撃の展開!👀
起承転結の〝転〟に入るまで、人間の暗部をより濃く描いた『横道世之介』なのかなーと思っていたので余計びっくりした。

懺悔を聞いて周る神父さまの如く、一家惨殺事件について聞き込みを行う雑誌記者・武志。
まあみんな汚い汚い!😩
そしてみんなそんな自分に気付いていない。
人間の嫌な部分を見せつけられて、最後に武志はどう結論づけるのか…いや君が1番罪深いんかい!!笑笑
聞き込みも、田向家惨殺の犯人が光子であるという事に気付いている者がいるか確認していたという、何ともゾッとする真実。
みんな愚かで、どうしようもない。
愚かな行いを重ねて重ねて…そして最後に出てくるタイトル、『愚行録』。
まさに愚行の記録なのだなと感じた👍

そして光子の視聴者に向けた圧巻の種明かし。
何とも救いのない映画!
しかし冒頭とラストの武志の行動の対比、なんだか微かな希望があるような…やっぱりないような🤔

🎬「田向家」って音だけ聞くと「多幸家」にも脳内漢字変換できちゃうから皮肉な名前だなーと思った!
Mee

Mee