【設定にやや難あり】
ヒロインのチカ(橋本環奈)は高校に入ったばかり。高校に入ったら吹奏楽部でフルートをやろうと考えていた。
ところが、この高校の吹奏楽部はわけあって解散したばかりだったのだ。何とか吹奏楽部の再興をと考えた彼女は、たまたま幼なじみの男の子ハルタ(佐藤勝利)が同じ学校に入学し、しかもホルンが吹けるというので、強引に彼を巻き込んで吹奏楽部のメンバーを集めようと考え・・・
前半は吹奏楽部を再興する話、後半はその吹奏楽部が大会を目指して練習に励むストーリー。
青春映画としてほどほどの出来かなとは思うけど、ヒロインの設定(楽器との関係)にやや不自然さが感じられ、それが筋書きにも響いてくるのが惜しい。私には、そこがひっかかって「難あり」と思えるのだが。
橋本環奈は可愛いけど、大人になる途上にある女の子の持つ(べき)色気――大人の女とは別種の色気――が全是なくて、私的にはイマイチの感でした。