odyss

トリコロールに燃えてのodyssのレビュー・感想・評価

トリコロールに燃えて(2004年製作の映画)
2.7
【悪い意味で型にはまっている】

第二次大戦前夜のヨーロッパを舞台に、生真面目な青年(スチュアート・タウンゼント)と奔放に生きる令嬢(シャーリーズ・セロン)との恋愛、および令嬢とスペイン出身の看護婦(ペネロペ・クルス)を含めた一種三角関係を、英国とフランスにまたがって描いている。 

・・・うーん、歴史の重みがあんまり感じられないのと、女性二人の関係が稀薄にしか描かれていないのが、物足りない。スペイン内戦やナチなど歴史のとらえ方も、型にはまっていて面白くない。 

もう少し斬新な歴史解釈を、映画製作者は心がけよ、というのは、大衆向け芸術である映画には酷な要求か?
odyss

odyss