ゴリアテの憂鬱

オールド・ジョイのゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)
4.2
かつての親友との男同士の一日キャンプ旅行記。

一方は気ままなその日暮らし、もう一方はもうすぐ父親になるという、生活環境や人生において二人の関係性に変化が生じていく刹那の空気感を見事に表した作品。

自分も本作を観終えて、最近は連絡をあまり頻繁に取ってなかったかつての親友に久々に電話しました。
電話の向こうで嬉しそうに喋ってくれているのがわかりました。
自分は既に結婚して子供もいますが、彼はアラフォーの独身で、働き方のスタイルにも拘りを持っていて未だ契約上はアルバイトを貫いた生き方をしています。
最近ヤフオクでフィッシュマンズのTシャツを買ったと教えてくれました。
「(プレミアついてて)メッチャ高かってん」と、まるで今後日本に迫っている財政問題や老後問題など一切存在しないかのような無邪気なセリフが、会話してて羨ましくも思えました。

友情とは良いものです。