リカット

彼らが本気で編むときは、のリカットのレビュー・感想・評価

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
4.5
生田斗真の女装という物珍しさではなく、今年の私的邦画ランク上位に入る大好きな作品‼︎「チョコレートドーナツ」「湯を沸かすほどの熱い愛」が好きな人は観た方がいい。

日本人の日常の中にあるLGBTやネグレクトを取り扱った作品。男も女もトランスジェンダーも同性愛も関係なく、お互いを想い、受け入れ、認め合う関係性が素敵。リンコさんやリンコ母のように強くて寛大な女性になりたい。

「かもめ食堂」などを手がけた荻上監督らしい美味しそうなご飯&ほんわかさ&クスッと笑える感じに包まれつつも、過去作品とは全然違う社会派なテイストもあって、この監督が好きになりました。マキオ、リンコ、トモ3人が並ぶシーンや、色とりどりの煩悩をファイヤーするシーンが印象的。

リンコ役の生田斗真は心も見た目も兎角キレイで、おっとりした桐谷健太のメガネ姿も新鮮、小池栄子の存在も良いスパイスで、りりィさんは出てくるだけで泣きそうになり。。トモ役のりんかちゃん、子供時代のリンコを演じた男の子、トモの同級生役の男の子など子役たちの演技も素晴らしかった。
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