編み物で作ったおっぱいは母から子への愛として受け継がれて行くのね。
トモの母、トモの母の母、リンコの母、そしてリンコ。
この映画にはたくさんの母が出てきましたね。
トランスジェンダーの子供を持った母親として、田中美沙子と小池栄子が対極に描かれていました。
リンコが胸が欲しいと言った時に「そうだよね、りんちゃんは女の子だもんね」って言いながら寄り添った所、泣けました。
リンコの母のキャラクターがすごく好きでした。サバサバしてて、でもリンコのことを一番愛してるんですよね。
トモとリンコとマキオが3人で並んで編み物してるシーンもすごくほっこりして良かったです。
まさかアレを煩悩の数作って、海で燃やすとは。
火をつけて天に登っていく火の粉をみて、リンコが手を合わせて…ってシーンはなんか不思議とジーンと来ちゃいました。