リンコさんがとにかく美しくて優しい。
苦しみや悲しみを耐えて耐えて、
それでもまだ何度も押し寄せてきて、
でも悔しさを周りには見せないで、、、
怒ったのはトモを叱るときだけ。
相手のためを思ったときに初めて感情を見せる強い人だった。
マキオもまた優しくて、お姉さんに似てるだらしないとこもあるけど、リンコさんを女性として見てくれたり、姪のトモに時折敬語で話したり、いろんなことが丁寧。
そんな彼が語を荒げたのは、リンコさんのことを守ろうとした時。大切な人のために怒れる優しい人。
トモは、お母さんがネグレクト同様なのに、言葉も礼儀もしっかりしてる。ぐれずに学校にも通い、辛さに耐えていて。でもリンコさんがひどいことを言われた時は、本気で怒った。大切なことを知っている、優しい人。
誰かに愛されていることは強いな。
それは誰かを愛せる勇気になると思う。
リンコさんはお母さんのおかげかな。
世界中が敵になっても子の味方でいる。って、そんな台詞はないけれど、お母さんの愛はそれほど深かった。
