じい

彼らが本気で編むときは、のじいのレビュー・感想・評価

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
3.8
生田斗真さん、良かったです。
立ち姿とか手の感じとか、やっぱりちょっとむりやり寄せてる感はあるかな。
でも言葉で語らない部分の表現とか肯定されて育ってきた人特有の鷹揚さなど繊細な表現が良かったです。

ただ供養のエピソードの独特さとかイヤな人が絶望的に改心を期待できなさそうに描かれているとことか過剰に印象的なスピリチュアル老人とかなんだかなーと思ってたら最後に脚本・監督荻上直子の文字を観て納得。
事前情報無しで観たので監督を知らなかったけど今回はそれで正解でした。
今までの荻上作品の独特のロハス感()が薄くて彼女の作品の中では一番共感できました。

最後に、皆さん絶賛の田中美佐子の演じるお母さんですが子供にとっては良いお母さんかも知れないけど親戚とか周囲にいたら私は嫌かも。
何故あそこまでデリカシーの無いキャラ造形にしたんだろ。荻上作品に出てくる人ってたまにこういう感じある。良い人風味に登場するけど、えっ今なんて言った?てちょっとモヤる感じ。
器が大きいのと無神経は違うと思います。
じい

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