じい

トップガン マーヴェリックのじいのレビュー・感想・評価

4.9
とにかく最高の、作られるべき、作られる価値のあった続編。
前作は公開当時でさえちょっと軽く見られていたというか良くできたMVのような扱いもあったと記憶していますが、それをこの36年を経て公開されたマーヴェリックで締めることで名作へとランクアップさせたとも言えると思いました。

もう冒頭の音楽やら画創りから何から何まで文字通り胸熱の連続で、映画ってこれだよな、この興奮を味わう為に映画を見続けているんだよなと実感しました。
マイルズ・テラーもセッションの時とは別人のようでほんとにグースの息子以外何者にも見えず素晴らしかった。
失われつつあるものへの愛情や矜持を保つことの尊さを余すことなく体現するトム・クルーズの存在とお話のリンクも素晴らしく、単なるオマージュの羅列、感傷的な懐古に留まらない、今だからこそ作られるべき価値のある作品でした。素晴らしかった。
もう言葉で言い尽くせない感慨。
創ってくれてありがとうございますと心から思う作品でした。

マイナス1は熟年恋愛がさすがにキツかったので。ラストは空母帰還で良かったかな。ジェニファー・コネリーのスカしたいい女感はバブル期へのオマージュなのか、ちょっとやりすぎで恥ずかしくなりました。
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